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2006年8月15、16日。東京本部七田と、雲南支部林が、雲南省北西部に位置する迪慶チベット族自治州を訪問し、支援候補地である「共卓小学校」を視察してきました。
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迪慶チベット族自治州――共卓小学校 |
8月15日、迪慶チベット族自治州シャングリラ県にある共卓小学校を視察しました。この小学校は土地の狭さと、子どもたちの通いやすい場所を考慮し、村と村との間に学校ごとの引越しを希望しています。※支援が決定しました(2006.9.26)
<< 共卓小学校の状況 >> |
民族 |
チベット族 |
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所在地 |
迪慶チベット族自治州シャングリラ県小中甸鎮 |
学校設立 |
1954年 |
児童数
および学級数 |
41人
1年生〜4年生 |
教職員数 |
2人 |
地域の特色 |
観光地:天池、千里湖、木天王古城遺跡、天宝雪山
動植物:ツツジ、数十種野生動物、漢方薬剤
等 |
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1988年、共卓小学校は、政府から倒壊の可能性がある「危険家屋」に指定されました。長年に渡って、高原特有の悪劣な気候の影響を受けてきたことにより、校舎は至るところで雨漏りし、壁の煉瓦も緩くなっているばかりか床も陥落、外の塀も所々人が通れるほどの穴が開き、大変危険な状態となっています。
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倒壊の恐れがある「危険家屋」に
指定された現小学校
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外壁には人が通れそうなほどの
大きな穴が開いている
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屋根は長年風雨に曝され続けた影響で一部が剥がれたり、雨漏りしている
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現地教育局の皆さんと校長先生から
説明を受ける雲南支部スタッフ
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学校の現状や今後の希望について
お話を伺いました |
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新学校の建設予定地
今は何もない草原が広がる |
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家庭訪問記――共卓小学校 |
また今回の視察では、共卓小学校出身で、現在雲南師範大学に通っている青年のお宅も訪問しました。
この家は、チベット族で兄弟が彼を筆頭に3人いるため、学費の工面に非常に苦労しているそうです。チベット族の家の中は本来、たくさんの欄間のような彫刻が飾られているのですが、この家にはそれさえもありません。お父さんは放牧している牛を売ったりしてなんとか学費を捻出しているとのこと。
夏休みのために帰省中だった青年が
「卒業したらこの村に戻り、愛する故郷のために小学校の教員になりたい」と語っていたのを聞き、一同心が熱くなりました。
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訪問させてもらったお宅で 両親に囲まれた師範大学生の息子
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シャングリラの風景
シャングリラの人口は分散していて14人/平方キロメートルだそう |
チベット族の家
家の作りは一般的なチベット様式の建物です
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