初鹿野理事長と初めてお会いしたのは昨年4月。「50の小学校プロジェクト」の目標に向かって、雲南省で積極的に活動する理事長の話に引き込まれ、「是非一緒にプロジェクトを!」と思ったことがきっかけでした。それから開校式や記念品の打合せを何度か重ね、当日を迎えました。
2010年5月25日、期待と不安でいっぱいだった私達を待っていたのは、ズラリと道に並んだ鼓笛隊の姿と民族衣装を身にまとった大人達、それに五色の旗がなびく3階建ての立派な小学校でした。鳴り響く太鼓の音と歓声に包まれながら、私達は小学校へと続く坂道をゆっくり昇って行きました。「ニーハオ!」「こんにちは!」この光景を見ただけで感動のボルテージは最高潮に達しました。
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色鮮やかな五色の旗が揺らめく中 開校式が始まりました |
鼓笛隊の赤と校舎の白の コントラストも鮮やかです
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さっそく歓迎の式典が始まりました。州長の挨拶、初鹿野さんの挨拶、弊社代表の挨拶に引き続き、一人の民族衣装をまとった女の子が挨拶をしてくれました。
「私達はこんなにも明るくきれいな学校で学べて本当に幸せです。皆さんからいただいたこの学校で私達は思い切り学び、遊べます。皆さんのことはずっと忘れません」。
女の子の素直で飾り気のない言葉は、私達の胸を熱くしました。そして式典は躍動感あふれる子ども達のダンスに大人達の民族舞踊へと続きました。
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ディアーズ・ブレインを代表して
小岸社長がご挨拶 |
協会から学校へ救急箱を贈呈
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児童代表の言葉は
参加者の胸を打ちました
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ディアーズ・ブレインの皆さんからは
子どもたちへ遊具のプレゼント |
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開校を祝うテープカット
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式典の終わりには 記念の植樹が行われました |
続いて私たちが準備を進めてきた大運動会です。200名の生徒が8つのチームに分かれ、赤、青、黄などチームカラーのはちまきをして玉入れや綱引きを行いました。スタートの笛が鳴る前に始めたり、終了の笛が鳴っても気付かなかったりと子ども達はもう大はしゃぎでした。そして興奮冷めやらぬ運動会に引き続いて、シャボン玉やサッカーボール、縄跳びなどで遊び、最後はドラえもん音頭を踊りました。後半からは自然と大人達も加わり、小学校の校庭には大きな輪が出来、名残を惜しむように何度も踊りました。
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はじめてのハチマキに
ドキドキわくわく
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負けないぞ〜!!
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8チーム対抗玉入れの始まりです!
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きみのおもいを投げ入れるんだ!
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さあ、どのチームが一番かな?
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見守るお母さんもドキドキです
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紫チームの女の子たち
はたして勝負の行方は…
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楽しかったけどちょっと疲れたよ
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続いては綱引きです
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どのチームも頑張って!
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応援するチワン族のお母さんたちの 色鮮やかな衣装 |
素敵なかぶり物は 後ろから見るとこうなっています! |
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最後はみんなでどらえもん音頭
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お母さんも日本からの参加者も みんな輪に加わって踊ります |
そしていよいよお別れの時がやってきました。抱き合って涙する者、家に遊びに来て!と手を引っ張られる者、ついさっきまで楽しくて笑顔いっぱいだっただけに、より別れが名残惜しかったのかもしれません。短い間に結ばれた絆を感じつつ、思い出の詰まった小学校を後にしました。
出会う前の緊張した面持ち、盛大な歓迎と交流から生まれた晴れ晴れした笑顔、そして別れるときのさみしい涙。直接、子ども達と触れ合ったから得られた感動でした。1年間にわたり両勒小学校の建設に尽力していただいた日本雲南聯誼協会の皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。感動の一日を本当にありがとうございました。
【写真提供】
平田栄一さん、佐々木英介さん(協会会員)、株式会社ディアーズブレイン