「小さな壁新聞」を雲南の子どもたちに届けてきました!|少数民族への国際協力教育支援【認定NPO法人 日本・雲南聯誼協会】
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    「小さな壁新聞」を雲南の子どもたちに届けてきました!

 ボランティア有志のみで運営されている「小さな壁新聞プロジェクト」。日本と雲南の小学生たちが壁新聞を通して交流を行っています。この度、日本版第2号を協会支援校に届けたプロジェクトメンバーからレポートが届きましたので、皆さんにご紹介します。

  協会ボランティアがすすめている日本と中国の小学校の交流事業、『小さな壁新聞』の第2号を届けるために、4月28日、楚雄(チュウション)自治州の老木壩(ラオムバ)小学校を訪ねた。同校訪問は2度目だが、今回は雲南師範大学に留学中の鈴木俊良(しゅんすけ)君が在昆明学生ボランティアの第1号として同行してくれたので、なんとも心強い。

 午前8時、昆明西北バスターミナルで昆明事務所の林娜さんと落合い、公共汽車(公営バス)で北へおよそ100㎞、まずは中継地の武定(ウディン)へ向かう。長距離バスターミナルを出て間もなく高速道路にのるものの、これがえらい凸凹道で、おまけに路肩駐停車は当たり前。高速道路にバス停はなく公営バスは乗客の要望次第でどこにでも停車する。渋滞と低速走行で、武定に着いたのは10時半過ぎ。ここで老木壩村を通過するローカルバス­に乗り換える予定なのだが、售票所(切符売り場)で次の便を確かめたところ、12時過ぎだという。昆明へ戻る時間を考えるとできるだけ早く小学校に着きたい。そこで、老木壩に最も近い插甸(チャディェン)という町までとりあえず行き、その後はタクシーを利用することにした。

 昼前、插甸到着。小さな街だ。バスを降りて辺りを見回すもタクシーの姿がない。さて、どうする。乗って来たバスの運転手氏に聞くと「包車(バオチャ)」で行けという。林娜さんが老木壩小学校へ電話を入れる。すると有り難いことにすぐに迎えに来てくれるという。昼前だというのに人影も疎らな通りで­待つこと暫し。教頭先生と女性の先生が来てくれた。教頭先生曰く、校長先生が插甸に新しく設けられた中心小学校に出張して来ていてもうすぐ学校へ帰るので、校長先生の車に同乗して学校まで帰るとのこと。なんとも長閑な老木壩である。昼過ぎ、老木壩小学校に到着。

 同校は、2年前の新校舎落成式に訪れて以来の訪問である。学校のまわりの風景はなにも変わっていなかったが、2年前の訪問を覚えていてくれた4年生の成長には驚いた。学校に入ると村の幹部の方々がわざわざ出迎えに来てくれていて、暫し歓談の後、今回の訪問の目的の一つである多摩市和泉小学校の生徒が描いてくれた『小さな壁新聞』を校長先生に伝達。早速、教頭先生ともう一人の先生が校舎の1階にある教室の、校庭に面した外壁に貼り出してくれることになった。

 先生が二人掛かりでガムテープを使って大胆に『壁新聞』を貼り終わった頃、授業の終わりを告げる鐘の音とともに子どもたちが教室から元気よく飛び出してきて、『壁新聞』の前はたちまち押すな押すなの大騒ぎに。どの子も興味津々の顔つきで新聞の紙面を指差しながら友だち同士でさかんに声をかけ合っている。『壁新聞』の主旨と内容を説明。その度に子どもたちは「うん、うん」と頷いていた。子ども同士は時折少数民族のことばで話しているらしく、さすがの昆明生まれの林娜さんでも意味不明なときがあるそうだ。だが、ことばは違っていても子どもたちの好奇心は万国共通のようで、和泉小学校の生徒が描いた絵をしげしげと見入っていた。『壁新聞』を食い入るように見ている老木壩小学校の子どもたちの顔を眺めていると、『小さな壁新聞』が日本の子どもたちと中国の子どもたちを繋いでいることを実感した。

小さな壁新聞チーム 現地リーダー・平田栄一




  2011年3月より雲南師範大学で語学留学しています、鈴木俊良と申します。 4月28日、林娜さんと平田さんに同行させていただき、老木壩小学校を訪問いたしました。 バスを乗り継ぎ、約4時間半くらいで学校に到着しました。昆明からの直線距離だとそこまで遠くないですが、やはりこれくらいかかってしまいます。途中の道路は遠めだと綺麗に舗装されているものの、所々沈んでいたり浮き上がってたりしており、バスもそれに合わせるように、そして乗客もそれに合わせるように揺られていました。地方に行くと毎回思うことですが、改めて日本の道路のすごさを感じました。

 学校に着くと校長先生方が迎えてくださいました。さっそく本来の目的である「小さな壁新聞」を取り出し確認していただき、校舎の壁に掲示していただきました。 すると教室から民族衣装を着た小さな子どもたちが飛び出してきて、「小さな壁新聞」を夢中になって見ていました。私も小さい頃を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。

 その後、今度は東日本大震災への応援メッセージを書いてもらいました。自分で黙々と書く子、友達が書いているのをチラチラ見ながら書く子、恥ずかしがって隠しながら書く子。国は違えどこういった光景は日本も中国も変わらないなと感じました。そして子どもたちにとっては遠い国を想いメッセージを書いてくれることに本当にありがたく思いました。

 直接会うことはできなくても、こういった形で小さな頃に日中交流を経験した子たちが、どういった大人に育つのか、それがまさにこの「小さな壁新聞」プロジェクトの一つの結果、成果となるのかもしれませんが、「日中友好」というテーマに関心がある者としてすごく興味が湧いてきました。

 今回の老木壩小学校を含め今まで3校訪問させていただいているのですが、生徒が民族衣装を着ている学校は初めてで、それがとても新鮮に感じられました。また、先生に民族衣装について尋ねたところ、ほとんどが家族の手作りだとおっしゃっており、なんと表現したらいいのかわかりませんが、とても温かな気持ちになりました。

 最後に子どもたちが見せてくれた踊りも含め、少数民族の伝統や文化が損なわれることなく(損なわれないことと強制することは違うと思いますが)、引き継がれていってほしいなと強く感じました。

小さな壁新聞チーム 現地ボランティア・鈴木俊良


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  更新日: 2013年8月8日 15:16 copyright