笑顔溢れる未来へ向けて-2012夢基金ふれあいの旅小さな夢基金」サポーターが、支援する高校生たちに会う「ふれあいの旅」が今年も6月27日から7月4日に行われました。時はまさに七夕の直前、年にたった一度だけお互いに顔を見て話せる機会ということもあり、日本からは18人が参加。現地集合を含む21人が、子供たちの元気に成長している姿に接するとともに、日ごろ話をする機会がない会員同士で親交を深めた8日間でした。 2012年6月30日 第2回「夢を語る」同窓会開催「夢を語る」同窓会は昨年に引き続き2回目。春雷クラスの同窓生、卒業生約100人に加え、雲南大学滇池学院から駆けつけた通訳ボランティア17人、さらに地元テレビ局の取材まで入り、会場は140人近い参加者で埋まりました。あいさつに立った樋口忠治協会顧問は「初鹿野理事長の望みの一つは、皆さんに日本と雲南の架け橋になってもらうことだと思う。国の関係に波風が立っても人と人の関係こそ大切で、皆さんは日本を第二の故郷と思ってください」と呼びかけました。 サポーターと支援学生は同じテーブルに座り、初対面でもすぐに打ち解けました。春蕾クラスの子供たちは、様々な団体から援助を受けているためかみんな頑張り屋さん。子供たち自身の口からも、「頑張った」「高校に入って自信をもてるようになった」といった言葉が随所に聞かれ、頼もしく思えました。 同窓会では「うちわ作り」や「盆踊り」(炭鉱節)などの活動で交流を深めました。うちわ作りでは、日ごろ絵を書く機会のない支援者たちが四苦八苦、すいすいと仕上げる子供たちを横目に「へのへのもへじ」など苦し紛れの珍品が続出しました。踊りの得意な少数民族の子供たちは盆踊りもあっという間にマスター、日本から持っていた浴衣も大変よく似合い、心和むひと時でした。 締めくくりに初鹿野理事長が「皆さんが支援者からいただいているのはお金だけではありません。ぜひ思いやりの心を感じてほしい。皆さんの未来は皆さんの手の中にあります。皆さんの成功は我々の誇りです。感謝の心を忘れず、愛をもって社会を歩んでください」と学生たちにエールを送りました。 (木本一彰=会員、協会翻訳室室長)
>>> 翌日の第4期生卒業式及び夢基金生故郷訪問の模様はこちらから
|