最新の活動報告|少数民族への国際協力教育支援【認定NPO法人 日本・雲南聯誼協会】

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候補地の視察

2008年10月29日、雲南支部スタッフ 林娜と当協会のパートナー、昆明理工大学の陳建明先生が、麗江市古城区七河郷后山村を訪問し、支援候補地である「后山完全小学校」を視察してきました。

    麗江市古城区七河郷后山村―后山小学校(2009年支援決定!)

 七河郷は人口2万人で麗江空港もここにあります。麗江古城から50キロしか離れていませんが、道が悪いため車で2時間もかかります。
  麗江市は観光産業と文化産業が発展しており、雲南省で唯一、中国改革開放30周年のモデル地域に選ばれましたが、それ以外の産業に従事する人々の生活にはほとんど変化はなく、山奥のナシ族は未だに貧困生活を送っています。
 この地域は平原と山岳地区からなり、平原地帯の経済は比較的豊かで、タバコの栽培と運送産業が発達していますが、小学校のある後山村は海抜3112メートルの山岳地域に属し、主な農作物はジャガイモしかありません。一人当たりの平均年間収入は約800元(日本円で約1万円)で、国の定める貧困援助ライン(2008年度)の1300元を下回っています。

 
<< 后山小学校の状況 >>
民族 ナシ族
所在地 麗江市古城区七河郷后山村 
児童数
および学級数
112人
1年生〜6年生
教職員数 7人

老朽化の目立つ教室棟
剥き出しの床と壁の教室
冬は寒さがこたえます
建設中の新校舎
来年3月完成予定です
児童の宿舎 木造の2段ベッドに
重なるように寝ています

 后山小学校は以前は分校でしたが、教育行政改革により2001年から1年生〜6学年までの完全小学校になりました。生徒は112人で全員ナシ族です。寄宿生は57人。教職員は7人で一人のペー族以外全員ナシ族です。
 この学校は民族教育をとても重んじており、子供たちには1〜3年生までは民族語と漢語で授業をします。また、ナシ族はトンパ文字を持っていることで有名ですが、古城教育局がトンパ文字学習を計画するときも、当校から毎年一人の先生を派遣し、学習の成果を子供たちに教えています。
 子どもたちは、学校が好き、学校にいると労働に出なくてすむし友達もいっぱいできるので楽しい、と話しています。親たちも自分たちが字が読み書きできず苦労したので、一生懸命勉強してほしい、と考えています。

雨上がりの校庭で遊ぶ子どもたち
ちょっと寒いけど楽しそうです!
私たちの訪問に
恥ずかしそうな女の子たち
バスケットコートはありますが
ボールがないので遊べません
教員の宿舎兼オフィス
屋根が歪んでいます
 

 この学校が直面している最大の難問は校舎が足りないことです。現在あるのは教室4室、生徒宿舎2室、教員宿舎6室ですが、来年度は一年生と学前クラスの入学者が増加するため教室が足りません。(2010年には2つある分校も合併予定だそうです。)また、学校として欠かせない図書室、マルチメディア室等の教育ソフト施設、活動室などもありません。
 しかし当の校舎は、長年に渡る山岳地域特有の風雨などの影響により、かなり痛みがひどく危険家屋と指定されているほどです。冬の暖房も不十分です。
 宿舎にはシャワー室がないため、子どもたちは週末帰宅したときにシャワーを浴びているそうです。このような劣悪な状況にも関わらず、地域には建物を建て直したり、修復する財力がありません。

 麗江古城教育局は地域の教育発展を重視しており、今年から30万元の借金をして後山小学校に新校舎を建設することになりました。協会としては、その建築資金の一部を支援します。
 私たちが訪問した時には、2階建て6教室のコンクリート校舎が建設中でした。完成は来年3月の予定です。来年の新学期には子どもたちが安全で明るい教室で勉強できるように心から願っています。

先生たちにインタビューする陳先生
(右から3人目)
視察に参加して下さった皆さん  

【視察参加者(敬称略・順不同)】
昆明理工大学 陳建明教授、麗江市華僑聨合会秘書長・子発貴、麗江市古城区教育局副局長・張廷鈞他2名、麗江市古城区統一戦線部副部長・周晉平他2名、古城区七河郷副郷長・和暁慧、後山村委員会書紀・和澤民、雲南支部 林娜
【現地協力者】
麗江市華僑聨合会、麗江市古城区教育局、麗江市古城区統一戦線部、古城区七河郷、後山村委員会、七河郷後山小学校校長・和発君

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