NPO法人 日本・雲南聯誼協会

 

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候補地の視察

2009年4月22日(水)に、 雲南省政府の要望を受けて、次の支援候補地を視察するため、臨滄市双江ラフ族ワ族ブーラン族タイ族自治県「布京小学校」と昆明市尋甸回族彝族自治県「老村小学校」を訪問しました。

文章は「開校式ふれあいの旅」の参加者で
当協会会員の平田栄一さんによる
(東京本部にて一部改変)

臨滄市双江ラフ族ワ族ブーラン族タイ族自治県―布京小学校

柯渡鎮は昆明市から北東85キロほどの山村です。昆明市内を抜け農村地帯に入ると、奇妙な光景に出くわしました。道路一面に麦の束が広げられ、通りかかった車はどの車も平然とその上を走り抜けて行のです。車が通り過ぎると農民がさらに麦の束を広げ、それをまた次の車が踏みつけて行く。車に脱穀させているのだそうです。同行のロケ隊の人が曰く、「脱穀街道」。車内大爆笑。言い得て妙でした。
柯渡鎮はいくつもの山を越え、谷を渡った山間の小さな部落でした。この村に至る道路は未完成で、しかも片側1車線分しかなく、すれ違いもできずなかなか前へ進めません。ようやく部落にたどり着き、狭い路地を曲がって農家の軒先をかすめるようにして着いた先に、柯渡鎮猴街小学校がありました。校舎は鉄筋作りでしっかりとしていましたが、生徒宿舎の建て替えが緊急の課題とのことです。突然の来訪者に子供たちが近寄ってきて、「ニーハオ」と元気いっぱい手を振ってくれました。好奇心旺盛なのはどこの国の子供も同じです。

布京小学校の校舎

子どもたちの宿舎
窓は段ボールでふさがれている

昆明市尋甸回族彝族自治県―老村小学校(2009年支援決定!)

続いて、甸沙郷老村村を目指しました。周辺は赤土の段々畑が延々と続く里山です。眼下に甸沙郷の中心集落を見下ろす山の中腹からの眺めは、まさに“壮大”の一言です。目の前に赤土の山がパノラマの如く稜線を繋げ、その山肌に幾筋もの棚田が山頂まで重なっています。まるで地図の等高線をそのまま大地に描いたかのようで、視察隊一同、この絶景にしばし圧倒されてしまいました。昆明市内から100キロ足らず。道路が整備されれば、観光名所になること疑いなしの景色です。

<< 老村小学校の状況 >>
民族 イ族、漢族
所在地 昆明市尋甸回族彝族自治県 
児童数
および学級数
146人
1年生〜5年生
教職員数 8人

車道から脇を見やれば
幾重もの棚田が広がっている

舗装されていない、赤い土丸出しの
道路が続いている

予定時間を大幅に遅れて、甸沙郷老村村に到着。この村も、幾つもの山を登り、段々畑を見下ろす山の頂上にありました。小学校の大きな鉄の門柱をくぐると、瓦屋根をのせた木造の校舎が中庭を挟んで、コの字を描いて並んでいます。一見、風情のある校舎ですが、内部をのぞいてみるとボロボロです。屋根も波打っています。柯渡鎮猴街小学校よりも状態は悪いのが素人目にも見て取れました。修復が急がれるようです。

教室では瓦の隙間から空が見える
雨が降ると雨漏りする

凹凸のある床に並べられた机
照明は裸電球がひとつだけ

ベッドの脚はブロック
窓は新聞紙でふさがれている

老村小学校の校舎

面会した先生はいずれも臨滄の大学出身で教師歴1、2年だそうで、全員学校に住み込み、土曜日には片道3、4時間の山道を寄宿生とともに自宅訪問し、その日は児童の家に泊めてもらうのだそうです。個人的な時間がとれるのは日曜日の午後くらいで、事実上、年中無休です。昆明から100キロたらずの場所で、取り残された農村がたくさんあることを知りました。

若い小学校の先生
小学校の状況を聞かれ涙ぐむ場面も…

屈託のない笑顔に見送られました

深夜、昆明市内に帰着。ハードな1日でしたが、雲南の実情を目の当たりにすることができたのは、この旅の貴重な収穫でした。近い将来、雲南の子供たちが自由に学び、自由に生き方を選ぶことができ、雲南から「貧困僻地」がなくなる日がくることを強く願わされた旅でした。

【写真提供】
掲載写真の一部は、平田栄一さんよりご提供いただきました。

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