NPO法人 日本・雲南聯誼協会

 

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100万回の手洗いプロジェクト(JICA草の根技術協力事業)

    第2回現地派遣活動―目的は先生の衛生授業研修

2009年8月4日から9月4日の日程で、第2回現地派遣活動が行われました。今回の派遣活動の大きな目的は、プロジェクトで建設する施設についての最終確認と、プロジェクト対象校の先生方に衛生授業の研修を行うことです。学校視察では、籐誼小学校に建設予定の手洗い場やバイオガストイレ、シャワー室の設置場所を確認。また、果科小学校は将来的に統合される予定であることから、その施設支援費用を中心小学校である籐誼小へ回すことが決定されました。また、各小学校で、プロジェクトの成果を測る指針となるベースライン調査も行われました。


    継続可能な衛生環境改善をめざして―楽しく学べる衛生授業研修実施!

衛生習慣を改善するには、衛生についての知識を身につけると同時に意識を変えることが不可欠であり、また継続という観点で言えば、それが当事者から自発的に行われることが理想です。そのためにプロジェクトでは、対象小学校の先生に楽しく学べる衛生授業のスキルを研修することにしました。楽しく有効的な授業を通して子どもたちが衛生観念を学び、またそれを下級生はもちろん、家庭や地域に伝播していくことが期待されています。
第1回目となる今回の研修は事前リハーサル3日間、本番4日間の計1週間に渡って行われ、プロジェクト対象4校の先生22名とボランティア10名が参加しました。


★1日目 手洗いやゴミ捨て、身体の清潔などのテーマについて、知識のみならず、行動へとつなげていく体験型の『保健と衛生』授業として、ポスター作成を取り上げました。簡単な描画法やコラージュの方法、言葉の組み合わせを考えるためのブレーンストーミングなど、ポスター作成のプロセスを全員で体験しました。同時に、ポスターを介したコミュニケーションとしてロールプレイ(役割演技)を実演し、ランダムに作ったグループごとの発表も行いました。参加者全員が自分のポスターを作り、また、手洗い法の実践と実験も行いました。

研修1日目 研修1日目
僑務弁公室張処長の挨拶からスタート
まずは緊張をほぐすためのウォーミングアップ
中国の学校ではポスターを作成するような授業はなく、先生たちも悪戦苦闘
それでも
なかなかの作品ができました!
こちらも力作!

即席のグループで
ロールプレイを行いました
正しい手洗い法の勉強中

その名も手洗い6ステップ!
手洗いの効果を実験で検証
驚きの結果は翌日明らかとなります!


★2日目 子どもたちが授業以外の場でも遊びながら衛生について考えられる方法として、ペープサート(うちわ型紙人形劇)を紹介しました。研修ではグループ毎にテーマと物語を決めて、実際に人形を作ってもらって発表を行いました。先生たちの他に、プロジェクトチームとボランティアチームも発表を行いました。また、手洗いに関する理論的な裏付けの講義と、手洗い実験結果の検証を行いました。

初めてのペープサート作り

Aチームは出来あがったようです!
オリジナルペープサートの発表です
そして実験の衝撃の結果が明らかに!

★3日目 『保健と衛生』の授業に限らず、プレゼンテーションや物語をより動的で視覚的に見せる方法として、パネルシアター(貼り絵形式の人形劇)を紹介しました。ペープサート同様、グループ毎にオリジナルのパネルシアターを作成し、発表を行いました。また、学校保健というテーマで全体を俯瞰しつつ、パネルシアターやペープサートの位置付けを確認する講義を行いました。

お絵かきにも慣れてきました

優しく見守るのは齋藤専門家です
先生方は真剣そのもの
個性あふれる人形たちの完成!

★4日目 グループを学校ごとに分けなおし、プロジェクトとして何を実践して欲しいのかを確認しました。また、研修の総括として理解度テストと研修評価を行いました。

最終日には参加した先生全員に修了証が贈られました

関連ブログ:研修会レポートその1
研修会レポートその2
研修会レポートその5


研修参加教師一覧(順不同・敬称略)
籐誼小学校 福義生、鄭大明、胡蘭英、雀全輝、和慶香、余福元
遠福中心小学校 有叶早、張大光、趙麗芳、和貴忠、李碧華、馮雄、周興沢、恰叶奪、木榜才、木成華、木新平
匹河中心小学校 李建梅、施益普、施正方
果科小学校 和小昌、胡春明
ボランティア一覧(順不同・敬称略)
廖思難、袁旖、陸燕、陸珊珊、張小清、楊勇、唐蕊、何舒、弓削田豊
弓削田裕子(インターン)



★白雲小学校での出張研修

昆明での研修にプロジェクト対象校白雲小学校からの先生が参加できなくなったため、急遽、新学期が始まる直前の土日を利用した短縮形の出張研修を学校で実施しました。主な内容はポスター作成、パネルシアターとペープサートの作成、手洗い法の実践と背景理論の講義です。8名の先生が参加しましたが、2日間の全日程に参加できたのは4名のみでした。また、始業式前のあわただしい日程であったことや研修時間が短く説明不足の感が否めなかったこと、先生たちはすべて同僚のため緊張感に欠けたことなど、課題の残る研修となりました。
しかし、当日中に衛生授業の実践と子どもたちのパネルシアター&ペープサートの発表会を見ることができました。
関連ブログ:研修会レポートその3
研修会レポートその4

パネルシアターを使って
手洗い6ステップをお勉強
ペープサートを作ったよ!
夜はオリジナルペープサートの発表会!子どもたちは大喜びでした!

研修参加教師一覧(順不同・敬称略)
李国文、馬発芬、鵬春華、蘭玉華、許宝生、楊会芬、和有明、博文



    依然として大きいプロジェクトの意義

今回の研修では、準備に多くの時間を割いたことや、現地ボランティアの支援協力があったことで、ほぼ期待通りの効果が得られました。しかしながら、現地の教育基本政策を十分に把握していなかったことや、地理上の理由で直接的な意見のすり合わせが困難であったことから、施設改善は予定よりやや遅れての進行となっています。雲南省の学校統合政策における基幹校(=中心小学校、完全小学校)ではインフラ整備が進み、新型インフルエンザ予防のために手洗いがクローズアップされるなど、衛生問題の改善にとって追い風となる事実もありましたが、保健・衛生に関する教育や実践は望ましい状況とは程遠く、プロジェクトの意義は依然として大きいことを確認しました。


第2回現地派遣活動:主な活動内容
8月12日 雲南省僑務弁公室(現地パートナ―)訪問
8月13日〜15日 衛生授業研修リハーサル
8月17日〜20日 教師のための衛生授業研修(昆明市)
8月25日 怒江州福貢県教育局(現地パートナー)訪問
籐誼小学校、遠福中心小学校視察
8月26日 匹河中心小学校視察
8月28日 紅河州建水県教育局(現地パートナー)訪問
白雲小学校視察
8月29日〜30日 白雲小学校教師のための出張研修
派遣従事者
職務
派遣日程
薄田 榮光 プロジェクトマネージャー 2009年8月11日〜31日
七田 怜 東京本部事務局担当職員 2009年8月11日〜31日
齋藤 順子 外部専門家 2009年8月6日〜9月4日
弓削田 裕子 インターン 2009年8月8日〜8月25日

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