雲南の自然
〜中国 花のある生活〜 第1回 中国の街路樹
中国の都市に住んでいると古木プラタナスの街路樹が代表的なものである。大陸気候は、厳冬と夏の酷暑、春と秋 は大変短い。プラタナスは夏に大きな葉が茂り暑さを遮ってくれる。冬には落葉し差し込む太陽の光が寒さを和らげてくれる。最近都市開発で道路が拡張される ようになってからポプラなど他樹種が多くなってきた。古くから親しんできたプラタナスの姿が少なくなってきたことは残念でならない。 | |
プラタナスが続く街路樹
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雲南省の建水県に10月訪れたら街路樹に黄色の花が沢山咲いてた。「この花の名前は」と聞いても答えられる人 はいなかった。図鑑で調べたら「黄槐(huang huai)」と分かった。大花黄槐とか金辺黄槐と数種類があるようだ。日本名は後になってハナセンナとかカシアと分かった。建水県は亜熱帯に近い気候であ るから常緑樹が街路樹として利用されていたのである。「中国はやっぱり広いなあ」。このハナセンナ「アンデスの乙女」とも呼ばれている。 |
可憐で綺麗なハンセンナ
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ハンセンナの街路樹
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