中国名 芙蓉花(fu rong hua)
四川省の成都を首府とした後蜀国の国王は、十世紀半ばに王宮から街路、庭園などに芙蓉を植えさせ、毎年花が咲くと観賞会を開いたとのこと。以来成都は「芙 蓉城」と呼ばれるようになり、現在成都市の花となっています。芙蓉は朝開いて夕方しぼむ一日花ですが、その花が朝は白いのですが昼頃からピンクに色づいて 夕方には赤くなる八重咲きの変種を、昔の人は酒の酔いになぞらえてスイフヨウ「酔芙蓉」と名付けました。 |
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この酔芙蓉が長江流域で大変多く見られます。成都では花の咲く10月には「芙蓉花祭」が武侯祠の隣接した公園で開催され、多くの花見客で賑わいます。
一重の芙蓉
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酔芙蓉の朝は白色 → 午後にはピンク 翌日は赤色に染まってしぼんでしまう。 |
芙蓉花祭の公園は花で埋まる |
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